4月7日 18時45分頃 小池都知事 ライブ配信 文字起こし

小池都知事:こちらは新宿東京都庁、都知事の小池です。ほぼ毎日18時45分から新型コロナウイルスに関する最新情報など、東京都の情報をお届けいたしております。え、東京都、新型コロナウイルス感染症、最新情報のライブ放送、え、毎週金曜日は英語でも放送致します。東京都ホームページのサイトの東京動画をベースにいたしまして、私自身がライブで配信を行なっております。新型コロナウイルスを正しく恐れ、都民の皆様の不安も解消、一日も早く、平穏な日常を取り戻すためにも、皆様方のご協力が欠かせません。様々な手段で、迅速に情報をお届けしてまいります。さて、新型コロナウイルス感染症の今日の最新状況でありますが、18時の時点で陽性者数が80名となっております。そしてそのうち濃厚接触者の方が22名、海外渡航歴ありが1名、調査中が57人、名となっております。それから年齢で分けますと50歳以下が51名、ということになっております。現在あの、入院しておられる方の総数は1101名でありますが、今週中に1700床の確保をする予定であります。それから今日はですね、あの、病院から軽症の方々12名が、東横インの方にお移りになられました。第1陣としての宿泊療養という形になります。

さて、本日、国は東京都など7都府県を対象といたしまして、1か月程度を期間とする緊急事態宣言を発令をされました。これにあわせまして、法律のたてつけによって、都と致しまして、緊急事態措置を行います。都におきましては都民の皆さんや事業者の皆さんが適切に事前の準備を行えるようにということで、昨日、実施を予定しております緊急事態措置の案を既に公表いたしておりますが、本日は改めてそのご説明を行っておきます。え、改めてですが、まず緊急事態措置の期間、およそ1ヶ月間。東京都はじめ神奈川、埼玉、千葉の一都三県ほか、大阪、兵庫、福岡が今回同じように対象となっております。そして、内容の方ですが、国が示します方針に則って、新型インフルエンザ等の対策特別法に基づいての実施ということになります。まず都民の皆様に対しましては、徹底的な外出の自粛を要請をいたします。え、事業者の皆様に対しましては、施設の使用やイベントの制限などの要請を行って参ります。ここで改めてお伝えしておきたい、強調しておきたいのは、今回の措置ですが、ニューヨークやロンドン、パリなどで、海外の諸都市で行われているような、いわゆる都市封鎖、いわゆるロックダウンですね。え、こちらの方とは異なるというものであります。そして移動の制限など強制的に行うのではありませんけれども、でも、何のためにこれをやるかと言うと、最大の目的は、新型コロナウイルスの感染症の拡大の防止、そこにあります。えー、そのために人と人との接触をできる限り避けるということが必要になっています。趣旨をご理解いただいて、お一人お一人の適切な行動をお願いを申し上げます。

それではまず、都民の皆様方への要請でございますが、何よりもまず外出しないこと、この一言に尽きます。ステイホーム、お家にいましょう、であります。これまでも都民の皆さんには密閉、密集、密接、この3つの密を避ける行動、週末の外出の自粛。ま、週末だけではありませんね。そして、夜の飲食店での集団感染が多発しているこということから、夜間の外出の自粛など、これまでもお願いをしてきた、要請をしてきたところでございます。え、そしてさらにですね、行列などを作るー際、っていうか、行列などの時は、人と人との間の間隔を約2m確保していただきたい。間をあけていただきたい。ソーシャルディスタンスと言われていますが、これの効果があると思われています。すいません。感染が拡大している海外においてはですね、これをソーシャルディスタンスと呼んでいます。訳しますと、社会的な距離と呼ばれるものでありますが、これがもう新しい社会のルールとして定着しています。スーパーマーケット、ドラッグストアの、例えばレジで並ぶ時に、前後の人と2 m、そして後ろの人と2 m距離をとる、これによって感染している人から他の人に感染する、この二次感染といいますが、この数を少なくすることができるというものです。2 m確保できない場合には、会話を控えて、咳エチケットを徹底する。えー、店舗側の方では、入場制限をしていただくなど、色々な対策と組み合わせて感染の防止対策を徹底するようにお願いを申し上げます。

ある発表によりますとですね、例えば5日後に、一人の方が5日後に2.5人の二次感染者を生み出すといたしますと、5日後にはま2.5人ですね。30日後には、何と406人もの人が、二次感染するという計算になるわけです。ま、大変びっくりする数字になるわけですね。でも皆さんが外出自粛を行って頂いて、かつ社会的な距離、ソーシャルディスタンスを守っていただけますと、これで大きな抑止効果が期待できるというものです。2mの距離を置くことで、あなたが、2mもっとありますね、人の命を守れるということになります。この社会的な距離を守りますと、二次感染者を生み出す割合が、50%減って、5日後には1.25に、先ほどは2.5人と申し上げました、半分です。1.25に、30日後には二次感染者数が15人に抑えられるということになります。また75%減りますと、二次感染者数は5日後に0.625人という計算、30日後の二次感染者数が2.5人抑えることができるということであります。つまり、皆さんお一人お一人が、社会的距離、ソーシャルディスタンスを守る行動をとっていただくことによって、すなわち人と2mとの距離をいただくことで、これだけの感染者数を抑えることができる。みんなの命を救うことができる、ということになります。やむを得ず外出する際には、ぜひこのことを十分意識していただきますようお願いを申し上げます。また食料品や医薬品などの生活必需品を購入するための外出、通院等は制限はいたしません。そして生活必需品を販売する店舗の方ですが、引き続き営業を行いますのでご安心いただきたい。是非、冷静な行動をお願いを申し上げます。え、また、公共交通機関の運行ですけれども、運休などの要請はいたしません。性急な帰省などお控えいただくようにお願いを申し上げます。

え、一方企業などの活動ですけれども、テレワークを活用していただいて、出来る限り在宅勤務を行うなど、通勤を最小限に留めておいていただきたい。この際、改めて、事業の進め方そのものの見直しなどもご検討いただき、ご協力をいただきたいと思います。先ほど東京商工会議所の皆様方にもその件、お伝えをし、お願いを申し上げましたところでございます。え、都の緊急事態措置でございますけれども、一体どうなるの、うちの店どうすんの、不安をお持ちになる方もいらっしゃるかと存じます。そのため都といたしまして、都の緊急事態処置に対しましての都民の皆さんや事業者の皆さんのご相談に応じるために、え、今日から緊急事態措置相談センター、新たに設置を致しまして、相談体制を強化いたしております。最後に改めて申し上げます。緊急事態宣言が発令をされました。食料品や医薬品など、生活必需品を購入するための外出は、それでも可能です。ご安心いただきたい。買いだめ、買い急ぎの必要はございません。また在宅勤務を活用して、通勤は最小に留めていただきますようお願いを申し上げます。これはむしろ事業者の皆さんにお願いを申し上げます。引き続き、ご不便、ご不自由をおかけすることになりますけれども、この新型コロナウイルスの感染症対策、命が関わっています。何とかこの感染拡大を抑えていきたい。その認識を皆さんと共有して、一丸となってこの国難といえる状況を乗り越えるべく、皆様方のご協力どうぞよろしくお願いいたします。あなたの命を守るため、家族を守るため、仲間を守るため、社会を守るため、どうぞご協力お願いを致します。今日もご視聴ありがとうございました。

以上 文字起こし㈱InStyle
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