5月11日 18時30分頃 小池都知事 ライブ配信 文字起こし

小池都知事:こちらは新宿、東京都庁。都知事の小池です。ほぼ毎日18時30分から、今日から18時30分になったんですが、新型コロナウイルスに関しての、東京都の最新情報を、ライブでお届けいたしております。緊急事態宣言、今月末まで、延長になっております。連休は終わりましたが、緊急事態宣言はまだ終わっておりません。この、月末まで、共に皆さんとともに、このウイルスの感染拡大、ストップして参りましょう。

さて、今日の数字でありますけれども、新たな陽性者の方は15人、にとどまりました。皆様方のご協力のおかげ、ということは言えると思います。そして、濃厚接触者がうち11名、海外渡航歴のある方はいらっしゃいません。その他調査中が4人。これまでの陽性者数の累計、これで4,883人。現在の入院者数、入院数ですけども2,509人。そのうち宿泊療養、ホテル、こちらが117人となります。退院された方々の合計は、2,185人。今日は亡くなられた方ちょっと多いです、9名いらっしゃいます。死亡者、累計いたしますと、189人にのぼります。お亡くなりになられました方々の、ご冥福を心からお祈りを申し上げます。


さて、陽性と確認された方の人数でございますが、直近の7日間平均を、赤い折れ線グラフでお示しをしたものであります。5月11日現在、の、直近7日間の平均33.0となります。だいぶ減りましたね。ただただ、まだ気が抜けないという、状況にあるわけで、あります。また、重要な指標であります陽性率の傾向も見ておきましょう。7日間の移動平均でお伝えしているんですが、土曜日の陽性者、陽性率が6.4。日曜日の陽性率5.9となります。先週金曜日にお伝えした、この陽性率でありますが、7.8%でした。ということで、日曜日と比較致しますと、1.9ポイントの、減ということになります。

そしてこの度ですね、この新型コロナウイルスの感染症の患者情報、発症から療養終了まで、一元的に管理するセンターを立ち上げております。で、これまでのデータを含めて、精査を進めているわけであります。で、その中111名、111の方につきまして、陽性が判明して、そして、それぞれの保健所から都への報告を、その方々についていただいてなかった。また、うち35人の方については、何と重複していたということがわかりまして、公表をいたしました。で、今後国、そして都内の各保健所とより緊密に連絡を取りながら、連携を取りながら、情報を取りまとめて、都民の皆様に、正確な情報を迅速にお伝えをしてまいります。

えー、今日はですね、陽性者数が15人ということでありますが、一般的にといいますか、これまでのならいとして、だいたい月曜日は数字が低く出る傾向があります。かつ、えー、この連休の狭間ということもありました。この15人、だいぶ減ったね、ということに、思っていただく、ま、これも皆様方のご協力のおかげではありますが、ここがポイントになりますので、引き続き、気を引き締めながら進んで参りたいと思います。え、ということで、えー、連休は終わったけれども、まだ終わったわけではないと何度も申し上げております。緊急事態宣言、5月31日まで、延長されていることを改めて申し上げたいと思います。


ちょっとここでですね、人の流れがどうなったのか、見ておきたいと思います。データでお示しをいたしましょう。こちら、まずご覧頂いているのが、ターミナル駅、渋谷駅の周辺での滞在人口の推移であります。ステイホーム週間の平均と比較致しまして、5月の7、8。え、木、金ですね。そして9、10。昨日、一昨日、えー、週末でした。休日10%以上ポーンと増加しています。それからこちらは週末の土曜日で比較したグラフ。で、左側ですが、先ほどの渋谷駅です。5月9日の滞在人口は、一週間前と比較しまして23%の増加。そして右側が、こちらは歌舞伎町。こちらのデータも5月9日は、一週間前の数値と比較しまして31%、跳ね上がっています。

商店街も見ておきましょう。より顕著に現れているんですね。これは都内の、二つの商店街の数値で、5月9日が、一週間前の数値と比較しますと、それぞれ60%近い、うー、すごいですね、はい、となっております。改めてのお願いですけども、ターミナル駅、そして繁華街、商店街のデータを見ますと、あの、連休が終わってから、ポーンと増加傾向に転じております。え、今日も電車の方も、だいぶまた、ぶり返してきてるなあという、そのような声を聞いております。繰り返し申し上げますが、5月31日まで、このあと1ヶ月弱でありますけども、未来へと繋がる、そんなひとつきにしたいと思っています。多くの都民の皆様、事業者の皆様に、改めて、外出の自粛や施設の休業などへの、ご協力をよろしくお願いを申し上げます。

で、事業者の皆様方には、テレワーク、ローテーション勤務など推進していただくということ。それから時差出勤など、お願いを申し上げます。テレワークについては、後ほど、また改めてお伝えいたします。それから協力金に関してであります。感染拡大防止協力金、1件の場合は50万円。2件以上は100万円の協力金であります。で、これまでに、約68,000件の申請いただいておりまして、今日から始まりました。支給を開始ということで、今日は250件、支給がスタートした。ま、初日でございます。え、引き続き6月の15日まで申請の受付、行っておりますので、こちら、専用のポータルサイトが、あります。こちらの方で、ご案内も致しておりますので、ご確認をいただきたいと思います。えー、感染拡大の正念場、拡大を防止する正念場。この協力金もご活用いただいて、ご協力のほどよろしくお願いを申し上げます。

それから先ほど少しテレワークについて触れましたが、この、感染症拡大の防止については、人の流れを変える、そして働き方を変えるということで、テレワークを推進してまいったわけですけど、この多くの企業で、この、これをきっかけにですね、テレワークを、始めたという企業が大変増えてきて。ま、例えばですね、都でテレワークの導入率を調査したところ、3月の段階では24%だったのが、何とたったの1ヶ月で、4月には、30人以上の社員のいる会社で、なんと6割を超える実績が出ていることが分かったということです。3月が24%、4月は6割を超えると、いうことで、大きな伸びになりました。社員の約半分がテレワークを実施、その実施日数も12月に比べると、こちらは10倍となるなど、働き方に大きな変化が出ていると。

で、今後このテレワークという新しい働き方、これを社会や経済の中にどう定着させていくのかが、テーマになると考えております。で、そこで東京都では、テレワークを導入する中小企業のために、助成金を、えー、明日の12日まで受け付けているんですが、このテレワークの伸びと、定着に弾みをこの際つけるということで、受付の期限を、6月の1日まで伸ばすことといたします。えー、そしてテレワークを通じて、感染症の拡大を抑えながら、新しい時代の働き方を、皆さんとともに、作り上げていきたいと存じますので、どうぞご応募、よろしくお願いを申し上げます。

えー、それから、次にあの、中小企業の従業員の方のEラーニングについてであります。能力開発、その支援についてご案内いたします。事業者や従業員の皆さんには、外出の自粛など多大なご協力いただいたわけであります。感謝申し上げます。こうした機会を有効に活用してですね、中小企業の皆さんがオンラインによって、従業員のスキルアップを図っていく、とても効果的な取り組みであると考えます。で、そこで東京都としましては、中小企業の皆様が、従業員に対して行われるEラーニングによる能力開発をサポートしよう、これが新しい支援になります。で、この事業では、Eラーニングの受講料などの経費を、一社あたり約32万円まで助成をするという内容です。民間の教育機関などが提供する、例えば、新入社員のためのビジネスマナー研修、Webマーケティング講座などの様々なEラーニング、たくさんありますね。これらをご利用いただけるということであります。都の雇用就業に関する総合ウェブで、東京働くネットがございますので、そちらの方でご確認を頂きたいと存じます。

さあ、新型コロナウイルスとの戦い、続いております。相当な難敵であります。都民の皆様一人一人の力、これを束ねて、打ち勝って参りましょう。これからの3週間がより一層重要になる。いやー、15人でよかったね、ではないんです。ここからがポイントになってくる、ここから後の2週間の数字を確認して、そして、その後どうするのか。まさしく皆さんとともに、この戦いを進めてまいりましょう。街にいる人の数を減らす、人と人との距離を取って向き合わない。この2つの徹底、お願いをしたいと思います。終わらせましょう、私たちの行動で。引き締めて、引き続きのご協力、よろしくお願いを申し上げます。今日もご視聴ありがとうございました。

以上 文字起こし㈱InStyle
ご自由にご活用ください。
但し、誤字脱字誤記載等、ご自身で確認をお願いします。