5月14日 18時30分頃 小池都知事 ライブ配信 文字起こし

小池都知事:こちらは新宿、東京都庁。都知事の小池です。ほぼ毎日18時30分から、新型コロナウイルスに関しましての、東京都の最新情報を、ライブでお届けいたしております。緊急事態宣言、えー、いまちょうど安倍総理も、記者会見中でいらっしゃいますけれども、東京都においては、今も続いています。1日も早く、平穏な日常を取り戻すためにも、東京都民の皆さんと共に、感染拡大、ストップして参りましょう。

今日の報告。まず18時の時点でありますが、新たな陽性者数、昨日は10人だったんですが、一気に30人に伸びてしまいました。そのうち濃厚接触者が18人、海外渡航歴の方、いらっしゃいません。その他調査中が12名。これまでの陽性者、5,000人超えました。5,027人になります。一方で、現在の入院数が、えー、かなり減っております。1,199人。約1,200人になります。それからホテルにいらっしゃる、宿泊療養者数が108人。現在、ご自宅の方での療養が続いてる方が、276人。300人を切りました。えー、退院をされた方は3,232人にのぼります。それから、このところ増えております、亡くなられた方、今日は9人という報告を受けております。で死亡者がですね、212人、お亡くなりになられました方、ご冥福を心からお祈りを申し上げます。


7日間平均、赤い折れ線グラフであります。5月14日現在の、直近の7日間は、平均25.7人となっています。それから陽性率の傾向でありますが、7日間の移動平均を用いてお伝えしておりますが、水曜日の陽性率が出ております。4.3%。火曜日の陽性率は4.5ということで、0.2ポイント減となっています。ウイルスとの戦いは、まだまだ長丁場。引き続き、気を引き締めて参りましょう。

え、さて、冒頭お伝え致しましたけれども、今日はですね、まず、国の専門家会議が開かれて、緊急事態措置の解除の考え方が、3本。感染の状況と、医療提供の体制、それから検査体制の構築、これらを総合的に判断をするべしと、いう提言がありました。で、その結果、39県で緊急事態宣言を解除するという政府の方針が、妥当だという見解が示されたところであります。そしてそれを受けて、いま、安倍総理が記者会見中ということですが、東京都、まだまだ緊急事態宣言が発令されたままであるということ。他は解除されたかもしれません。解除されましたが、東京都は何も変わっていないと言いましょうか。皆さんのご協力、引き続き必要であります。陽性者数を見てもですね、昨日は10人、あー、これで一桁になるかなと思ったわけですが、本日30人。まだまだ安定して、減少しているとは言えない状況であります。どうぞ、改めて気を引き締めて参りましょう。


そしてステイホーム週間が終わったということで、実はですね、人出、人の流れ、ちょっと増えてきてますね。ちょっとデータで、ご紹介をしておきましょう。まず東京メトロ全線の利用状況になります。緊急事態宣言以降ですけれども、利用者は大きく減っております。で、平日の状況を見ますと、ステイホーム週間には、前年度と比較しますと最大74%、すごいですね、の減少となりましたが、ステイホーム週間が明けてしまうと、今度は最大で8ポイント上昇しておりまして、利用者が戻ってきている。


東京。ターミナル駅、東京でございますけれども、東京駅周辺における滞在人口。こちらはですね、ステイホーム週間の平均と比較して、5月11日から13日までの平日で見て、約2割の増加。立川を見ましょう。立川駅周辺の滞在人口の推移でありますけれども、同じく5月の11から13までの平日で約1割の増加となっております。地下鉄やターミナル駅周辺のデータを見ますと、都内の滞在人口はですね、区部、多摩とも、増加傾向にございます。で、これらの結果でありますが、今日、例えば今日の皆様方の行動は2週間後に現れてくるわけですね。で、5月31日まで、この1ヶ月間は、東京都、緊急事態宣言が出たまま、でありますが、だから重要なんです。未来へと繋がるそんな1月に皆さんと共にしていきたい。多くの都民の皆様方、事業者の皆様方には、改めて、緩むことなく、施設の休業などへのご協力、よろしくお願いいたします。それから、テレワーク、ローテーション勤務などを推進して頂いております。時差出勤、どうぞ引き続き、取り組んでいただきますようお願いいたします。


それからですね、あの、今日も、いくつか医療の関係の施設、実際に現場見てまいりました。健康安全研究センターでございます。それから、こちらはPCRの、検査をするところですね。豊島区で、池袋の保健所。都立の駒込病院。この3箇所を視察しております。まず健康安全研究センターですが、1日に240件を超えるPCRの検査ができるという、都としましての最大の拠点になっております。池袋保健所は、こちらは、新たにPCR検査センター、あの、区の医師会、それから歯科医師会が協力していただいて、このセンターの運営が始まっております。職員の方々はですね、えー、保健所の皆さんですけども、本当に昼夜問わず対応しておられて、ま、この過酷な状況でありましたけれども、引き続き、都としても、全面的にバックをしてまいります。共に頑張りましょう。えー、駒込病院、こちらはですね、院内感染の徹底的な防止に努めるなど、感染拡大防止に全力で取り組んでいただいています。都の感染症指定医療機関として、重要な役割を担って頂いています。更なる活躍、期待をしております。

それから、次はですね、芸術文化活動についてであります。ガラッと変わりますけれど。現在多くの公園、そしてイベントなどが延期、中止を余儀なくされているわけですが、芸術分野全般で、創作、発信の場が失われているのが現状です。ま、こうした中で、東京の文化の灯を、ともしびですね、これを絶やさない。そのために、アーティストの皆さんやクリエイターの方々、創作への意欲を失うことなく、活動継続して頂きたい、そう考えています。そこで、芸術文化活動を幅広く支援する緊急対策、アートにエールを東京プロジェクトの立ち上げ、先日お知らせを既にしておりますけれども、こちらの方、改めてご紹介しておきます。プロとして活動されておられるアーティストやスタッフの方々を対象として、自由な発想に基づいて、動画の作品を制作していただく。そして、都から、その出演料の相当として、お一人10万円、1作品につき。上限で100万円をお支払いするというものです。これまでアーティストや関係者の方々から、たーくさんのお問い合わせを寄せられておりまして、そこでお問い合わせの多い事項を追加しましたQ & Aや、申請フォームの記載例を、ホームページ上にアップしておりますので、いよいよ、この専用ウェブサイトでの個人登録が、受付が、明日5月15日の金曜日から始まりますので、改めて、このようにお知らせをしているところでございます。是非お早めのご登録、お願いいたします。

それからもう一つ。感染症支援情報ナビ。こちらも以前お伝えをしました。多くの皆さんにご覧いただいているんですが、この先の生活、都民の皆さんの、この先の生活、それから経済活動どうしたらいいのと不安に考えておられる、思われておられる方、多いと思うんですね。そこで都民の皆様、事業者の皆様のために、様々な支援策を的確に、そして重層的に用意しているものであります。こうした支援策を、より分かりやすく、閲覧、検索できるサイト、開設をいたしております。このサイトですが、東京都新型コロナウイルス感染症支援情報ナビ、その名の通り、ナビゲーション機能が付いているわけですね。サイトを開設して今日が 10日目、なんですけれども、えー、約20万人、ページビューでしますと90万人の方、訪れておられます。特に、閲覧数の多かった支援策はですね、感染拡大防止協力金、お金です。最も多く、45,000件ですね、超えております。今後もですね、都民の皆さんや事業者の方にとってご利用しやすいサイトにしていきますので、是非とも、広くご活用いただければと、存じます。新型コロナウイルス、んー、なかなかしぶとい相手です。このウィルス、相当な難敵、都民の皆様一人一人の力を束ねることで、打ち勝つ。是非、これからの3週間、より一層、重要になると考えておりますので、気を引き締めながら、引き続きのご協力、よろしくお願いをいたします。本日もご視聴ありがとうございました。

以上 文字起こし㈱InStyle
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