6月23日 内藤久遠候補 東京都知事選挙 政見放送 文字起こし

アナウンス:東京都知事候補者、無所属、内藤久遠、63歳、都立航空工業高等専門学校卒業。陸上自衛隊入隊で9年勤務、以後、主に非正規労働。では、内藤久遠さんの政見放送です。

内藤氏:都知事候補の内藤久遠です。私の目指す東京についてご説明申し上げます。自己責任に基づいた真の自由。今回のコロナで明確になったように、危機管理の面でも対外依存体質からの脱却が必要不可欠です。アメリカのリンカーン大統領があらわした、人民の人民による人民のための政治、つまり日本人の日本人による日本人のための政治を実現しましょう。思いやりのある温かい心、ものが豊かになっても人は幸せになれない。それはなぜか。ものが豊かになると人はもののありがたみを感じなくなり、ものを大切にしなくなります。食べ物の場合も同じで、食べ物が豊富にあるとありがたみが薄れ、粗末に扱うようになります。つまり、命を大切にしなくなるので、幸せになれない。これを改めるためには、思いやり、つまり、他人の悲しみ、苦しみを自分のことのように受け止めて同情する心、これを養う必要があります。

次に私の政策についてご説明申し上げます。コロナに関しましては、検査数を増やして陽性者を隔離し、治療します。軽症者については、ホテルを貸し切って、ホテルに隔離し、治療いたします。そのことによって、病院での医療崩壊を防止します。オリンピックに関しましては、都知事に判断の権限がありませんので、IOC、JOCに従います。次にこれからの東京の5本の柱、これについてご説明申し上げます。1つ、命を大切にする都市。24時間お悩み苦情相談電話の開設、公営の人材派遣組織を開設し、失業者や引きこもり者に対し職を斡旋し、ベーシックインカム的に最低賃金と食事を保証する。2つ、環境先進都市。水素ステーションの増設と燃料電池車の普及。プラスチックごみの減量化。3つ、防災都市。水道、電気、ガス、鉄道等の使用インフラ、ライフラインは良質のサービスを安定的に供給することが経営の使命と考えます。そのために、ライフラインの公営化を進めます。老朽化した橋や上下水道などのインフラの整備を進めます。歩行者用、自転車用道路を整備し、3年後を目標に、ツールド関東甲信越を開催します。年2回の関東甲信越地方広域防災訓練を実施します。

4つ、食料自給率向上。地産地消の推進、東京の農林水産業の振興、1つ目の公営人材派遣組織を通じて、他都道府県への農業支援。5つ、東京一極集中による都市の過密と地方の過疎の緩和。これは無理やり移住させるとかそういう意味ではありません。移住された方が、損をなさらないように、両方とも納得の上で、企業を地方に誘致し人口を分散させる。そのことによっていろいろいいことがありまして、まず、防災上では、過密が解消されることによりまして、防災化が進みます。今回のコロナでもおわかりのように、過密しているということは色々危険な面が多いということでありますので、そういう面で過密解消して、安全性を向上させます。その他にも、人口問題の解消、これも期待ができます。さらに、農業振興、これに関しましても地方に人口が移ることによりまして、農業自給率の向上。これが実現できると考えております。以上、私の目指す東京についてご説明を申し上げました。温かい東京、これを目指して頑張りたいと思います。宜しくご支持をお願いいたします。

以上 文字起こし㈱InStyle
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