6月25日 澤紫臣候補 東京都知事選挙 政見放送 文字起こし

アナウンス:東京都知事候補者、無所属、澤紫臣、44歳。都立戸山高等学校卒、青山学院大学卒。ITベンチャー企業取締役を経て作家。では、澤紫臣さんの政見放送です。

澤氏:政見放送をご覧の皆様、無所属、澤紫臣です。まず、昨今の新型コロナウイルス対策において、最前線で治療にあたっておられる医療関係者の方々、数々のデータから対策立てをしてくださっている方々、感染防止のために不要不急の活動を避け、自粛につとめてくださっている方々、インフラや交通や飲食サービスなど、止めることのできない経済のために、日々働いてくださっている方々、本当にありがとうございます。心からの敬意と感謝をこの場で伝えさせていただきたいと思います。

改めまして、無所属、澤紫臣です。個人のキャッチフレーズは、ITに強い、運営に強い、逆境に強い、です。今回の選挙でのスローガンは、20年後を見据えた最強都市東京の基盤づくりを進めます、です。最強都市東京、この最強という言葉に、どこか漫画じみた印象や子どもっぽさをお感じになられた方もいらっしゃるかもしれません。理由があります。これから続く暗い時代。これまでの都政における問題で生じたデコボコをならし、ウイルスに打ち勝ち、経済を復興させて再び東京都が明るい未来を描けるよう努めたいと思います。20年後に、幼い子たちが笑ってこの世界最強だねと、東京にいて良かったねと、笑って言えるそんな世界にしたい。その意味を込めての最強都市東京です。知っていますか。

すでに東京都には素晴らしい未来の東京戦略ビジョンがあります。東京という都市の積み重ねてきた歴史と、20年後2040年代に目出す東京の姿が描かれています。これが公開されたのは年末のことです。年が明けて新型コロナウイルスによって、世界は大変な状況となってしまいました。当然、この未来の東京戦略ビジョンは、このままでは、疫病と経済の停滞によって絵に描いた餅となってしまいます。では、私は具体的にどうしていきたいか。1つ目、新型コロナウイルス対策。これは効果的な薬やワクチンは、一朝一夕ではできません。発明されたとしても慎重に臨床試験は行わなければなりません。とても時間がかかります。医療崩壊を起こさないよう、保健所をはじめ、病院などへの支援を引き続き行い、都民の皆様へは実効性のあるデータと判断に基づいた適切なお知らせができるように、東京アラートなどの見直しをした上で、安全な生活への指針をお届けしたい。

2つ、経済の復興。これは雇用や賃金の問題を率先して行います。同一労働同一賃金、この国の指針を原則とし、正規雇用、非正規雇用の格差の問題を是正していきます。3つ目、これらを行いつつ、20年後へ向けた少子化問題と晩婚化の対策です。合計特殊出生率1.36。大変少子化となりました。東京の人口は1400万人と増加しましたが、若い人が結婚に二の足を踏んでしまっている。同性、異性、パートナーシップ、老若、日本人か外国人か、そういう区別に向き合って、人と人とが寄り添って生きることができることを最優先にできる社会にします。最近のトピックについても触れます。東京2020大会、これは簡素化かつ安全対策を講じた上での開催推進派です。統合型リゾート誘致、これは公共事業の観点をもって検討を進めたい。最後に、私は氷河期世代です。けれど、20年後を思えばこそ、活力のある未来の社会とその象徴である若者や幼い子の笑顔を見て、この礎となるための20年であったと振り返ることができるのなら、都知事としてつとめさせていただきたいと思います。私と一緒に未来を作りましょう。

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