4月23日 09時05分頃 加藤大臣 全国知事会テレビ会議での発言 文字起こし

加藤大臣:え、おはようございます。あの、新型コロナウイルス対策につきまして、日々大変ご尽力を頂いておりますことに、改めて御礼を申し上げたいと思います。え、4月7日の安倍総理による緊急事態宣言、さらに16日には、対象地域を拡大したところであります。ま、今は、え、ゴールデンウィークを控える、こういう時期であります。え、3月の3連休のその後の感染者数の増大を引き起こしたのではないか、という指摘があるわけあります。同じ轍を踏まないという意味において、まさに、この、今の状況に対してどう対応していくのか、大変大事な時期でもあります。え、全国挙げての対応、改めてお願いをしたいと思います。

また、医療提供体制でありますけれども、やはり、感染者数が急速に増加をしている。あるいは、それまで感染者数があまり無い地域でも、お、施設等においてですね、急激に増加をしていく。こうした状況が見られるわけであります。え、昨日の、専門家会議、や提言の中でも、え、様々な、医療提供体制についての指摘もございますんで、え、是非それを参考にしていただきたいと思います。

で、若干、医療提供体制ついて触れさせていただきたいと思いますが、都道府県の皆さんには、これまでも、今後の感染拡大に向けた、医療提供体制の整備をお願いしてきたところでありますが、特に、今後は、重症者、中等者等の受入病床数をしっかり確保していく、あるいは、重点病院を設置をしていく、また、軽症者等の療養に必要な、宿泊所の確保、ま、現在32都道府県において、え、宿泊療養をすでに始める、あるいは、準備をしていると聞いておりますけれども、ま、そうした対応、さらには、自宅や宿泊療養者のフォローアップ体制の確立、こういったことを並行して進めていただく必要があると思います。あの我々も具体的な対応の方針等々、通知をさせて頂いておりますけれども、またそれぞれの地域で、取り組むにあたって課題等があれば、教えて頂き、我々も一緒になって対応していきたいと思っております。

それからやはり、今のように、施設の確保のみならず、人材の確保が非常に大事であります。え、すでに現場で従事している医療従事者の離職防止はもとより、え、関係団体と連携した、潜在的な、要するに有資格者でありながら、病院現場に行って働いていない方の掘り起こし、あるいは、医療現場の人材配置を色々工夫をしていただく、こういったことが求められております。あの、お手元の厚生労働省の資料の14ページから、え、そうした記載がございますが、是非、それを、あの、参考にして頂きながら、医療現場に人材をより多く配置するとともに、効率的な運用を是非ともはかっていただきたいと思います。

それから、え、資料の6ページからになりますが、え、PCR検査の、確実な実施であります。医師が必要とされた方についてはしっかりと、検査に結びつけていく。え、これまでの、これまでもそうした方針でやってまいりましたけれども、え、そのためにも、え、相談センターを通らずとも、検査につなげうる方策として先般、えー、都道府県等が都道府県医師会、郡市医師会等に対して、地域外来検査センターの運用委託も可能であることもお示しさせていただきました。私も、このあと新宿区における、こうしたPCRセンターの取り組みを視察することにしておりますけれども、この地域外来検査センターでは、医療機関の施設内、プレハブ、テント、あるいはドライブスルーといった、そうした形式、様々な対応が考えられると思います。で、地域の状況に応じて、え、そうした形でのPCR体制の整備を、お地元の医師会等とよく連携してはかっていただいて、進めて頂きたいと思います。

また、やはり、大事なのは保健所であります。様々な機能の中核に保健所が位置しておりますけれども、え、相談業務から始まり、疫学調査、あるいは入院先の調整等、保健所の業務は、日々日々増大をしているところであります。え、これまでも軽減に取り組んでおりますけれども、さらに、体制の強化に向けて、え、人員等の配置を手厚くしていく、あるいはそれぞれに役所における、他の部署からの、応援、ま、加えて、医師会等への外部委託、ま、こういったこともお示しをさせて頂いておりますので、なお一層のご努力をお願いしたいと思います。

最後にICTの活用であります。前回の意見交換会でも申し上げましたが、あ、この、新型コロナに必要な医療機関の情報を一元的に把握できるシステムの運用を、始めさせていただきました。え、すでに、20床以上の医療機関が8,000超ありますけれども、5,400弱の医療機関の登録をいただき、4,000弱からは日々、報告をいただいているところであります。え、これらを踏まえて、必要な、私どもも、医療物資の不足しているのであれば、その医療物資の配給の、参考にさせていただく。あるいは空床の、空いてるベッドの情報あります。え、それらは患者搬送における参考にも十分になっていくわけであります。これもぜひ、都道府県の皆さんとも共有できるようにも考えていきたいと思っております。

えー、加えて、保健所の負担を軽減して、完全にデータ収集を行うための新たなシステムも、立ち上げる努力をしております。えー、これで入りますと、患者さんがどういう動きをしてるのか、っていうのも可視化してくことが可能だと思っております。で、今、構築に向けて具体的な作業に入っておりますんで、また、でき次第、皆さんにご案内をさせていただきたいと思っております。

最後、この後ご指摘あると思いますが、今回、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金という新たな、制度も設けさせていただきました。ま、これから補正予算の審議に入るわけでありますけれども、是非これをしっかりと、活用いただきたいと思います。お手元の資料1ページ目に、その資料がございます。最後になりますけれども、提言の中においても、え、知事のリーダーシップの発揮に対する期待が、何箇所において記載されておるところでございます。どうか知事の皆さん方が、さらにそのリーダーシップを発揮するとともに、我々もですね、知事がリーダーシップを発揮できるように、最大限のご協力、また環境づくりに取り組んでいきたいと思っておりますんで、引き続きよろしくお願いいたします。

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