5月12日 18時15分頃 西村大臣 会見 文字起こし

西村大臣:都道府県知事とお話しましたので、その概要を申し上げます。えー、本日、埼玉県知事、広島県知事、群馬県知事と、それぞれ、テレビ会議なり、電話で、お話をしました。それから昨晩は、小池知事と、えー、意見交換を行いました。えー、まず、小池知事はですね、えー、PCR検査、あるいは抗体検査などの、要望を頂きました。えー、このことについては、あ、加藤厚労大臣にお伝えをしております。それから、今後の対応についても、意見交換を行ったところであります。

えー、それから、大野埼玉県知事からはですね、えー、埼玉、さいのくにの取り組みについてご説明をいただき、そして、えー、地方創生臨時交付金の拡充、あるいは、アビガンをはじめとする治療薬の確保、それから、あ、学校における学びの補償、などについての、要望をいただきました。えー、私からは、大野知事、のリーダーシップに感謝を申し上げましたし、え、ご案内の通り、えー、大規模イベント、おー、これ緊急事態宣言前ですけども、3月の段階で、大規模イベントが埼玉で開かれるということで、え、その頃から、頻繁に連絡を取り合っております。えー、連携して取り組んできてることに、感謝を申し上げた次第です。えー、頂いた要望につきましては、えー、萩生田大臣、加藤大臣に私から直接に、お伝えをしておりますし、また、関係部局にも、伝えて検討してもらってるところであります。

えー、続いて、湯崎広島県知事と電話で話をしました。えー、今後の、広島県としての対策に関してですね、ま、14日頃開かれる、うー、専門家会議含めてですね、国の方針と歩調を合わせて、えー、取り組みを、行っていきたいと。特に休業要請などの解除についてですね、え、順次、歩調を合わせながらやっていきたいということを、伺いました。えー、私からはですね、国としても、感染拡大の防止策をしっかり講じていただきながら、えー、社会経済活動の段階を、ですね、えー、段階的に引き上げていくという、基本的な方針をお伝えをしましたし、そうした、今後の方針については、え、基本的対処方針にしっかり書き込む予定であること、え、そうしたことを申し上げました。えー、ま、それぞれの知事がですね、適切に、判断していけるように、え、サポート、また、調整をしていきたいというふうに考えております。

それから、あー、山本一太群馬県知事からはですね、えー、県内の感染状況は落ち着いてきますけれども、やはり、東京との関係、え、東京が近いという地理的な条件、新幹線で1時間ぐらいですかね、で行けると思いますが。え、そうした中で、現時点で、えー、ま、解除されるとすればですね、え、解除されることへの懸念が伝えられました。えー、私からはですね、えー、仮に解除されたとしてもですね、引き続き、ま、残るであろう特定警戒都道府県と、それ以外の解除された県との、行き来については、あ、引き続き自粛お願いをしていきたいと、いうことを、そうした方針をお伝えをし、えー、基本的対処方針でも、そうしたことはですね、えー、しっかりと明記をしていきたいというふうに考えております。えー、ま、こうした話は、専門家の皆さんと日々、えー、状況を分析しながら、話し合って認識を共有しているところでありますので、ま、そういったことも踏まえて、え、そうしたことをお伝えしました。

えー、この緊急事態宣言の解除にあたってはですね、えー、ま、いくつかの指標は、もう申し上げている通りでありますけれども、生活圏、経済圏、えー、あるいは物理的な近さ、こうしたことも含めて、えー、ま、まさに、一体的な、取り組み、一体的な、そういう、えー、そうした都道府県との、えー、状況もですね、しっかりと見ながら、えー、それぞれの地域の事情を踏まえて、判断をしていきたいというふうに思っております。えー、明日また、10時から、えー、知事会の皆さんと、テレビ会議を行う予定であります。ま、それぞれの知事、色んなご意見あると思いますので、えー、しっかりとご意見を受け止めながらですね、えー、適切に判断をしていきたいというふうに考えております。

えー、2点目であります。ま、昨日の会見で、え、基本的対処方針等諮問委員会に、えー、社会経済の影響について、見識の深い、専門家を、経済学者の何人かの先生方に加わっていただくことを調整しているというお話を申し上げました。えー、この度、4人の先生方に、加わっていただくことが決まりましたので、お伝えをしたします。えー、あいうえお順に申し上げます。えー、井深陽子、慶應義塾大学経済学部の先生であります。医療経済学の先生で、えー、ま、様々な、分析を行っておられます。

えー、2人目が、大竹文雄、大阪大学大学院の、先生であります。もうすでに、オブザーバーとしてですね、専門家会議にも出られておりますし、いわゆる行動経済学、お前やれよという、こういったことを、え、行動をですね、え、行動変容についての専門家でありますので、ま、これまでも、え、専門家会議の中でも様々な、えー、ご意見を頂いております。先生の、大竹先生の意見も踏まえて、国民の皆さんに、そういった思いを持っていただけるような、え、提言もなされているところでもあります。えー、大竹先生。

えー、小林慶一郎、東京財団の研究主幹であります。え、最近、中央公論などでも、えー、このコロナ対策の、発表されておられます。ま、様々な、えー、世界での取り組みなども見られながら、えー、提言もなされておりますので、えー、入っていただくことにしました。 それから、竹森俊平、慶應大学の先生であります。えー、諮問会議のメンバーでもあります。もう、皆さんのご存知の通りですので、経済財政諮問会議との橋渡しも、お願いをしようというふうに、思っております。いずれにしましても、蔓延防止対策とですね、それから経済、政策、命を守ることと、生活、暮らしを守ることを、この2つを実現していかなきゃいけませんので、え、それぞれの専門家の意見を、聞きながら、えー、最終的には、政治が責任をもって、判断をしていきたいというふうに考えているところであります。

3点。えー、本日、3月の景気動向指数の速報を公表いたしました。えー、いわゆるCIの指数でありますけれども、先月から、マイナス4.9ポイントの大幅な低下となりました。えー、リーマンショックの時にですね、2009年の1月に最大6.4%、6.4ポイント、の大幅な低下で、それ以来でありますが、え、リーマンショックの時はですね、えー、2008年の10月から2009年2月にかけて、5ヶ月間の平均はマイナス5.1%ということでありますので、え、その時並みの大幅低下ということであります。えー、構成する9つの指標のうち、速報段階で、3月のデータが反映できるもの、7つの指標全ての指標がマイナスであります。え、有効求人倍率、耐久消費財出荷指数、そして商業販売額、えー、といった生産、雇用、消費、この関係の、指標が大きくマイナスに寄与しているところであります。

えー、先日公表されました、毎月、大きく減少しました、3月の、所定外労働時間指数等、でありますけれども、え、今回は指数には反映されておりませんので、えー、ま、後でまた会見を行っていきますけれども、さらに下振れする可能性があります。それからもう一つ。その、先行指数の方ですけれども、これが、先月差マイナス8ポイントということで、リーマンショック時の、2009年1月のマイナス5.7ポイントを、大幅に上回る、過去最大の下げ幅、となっております。えー、3月のCIの先行指数であります。えー、4月はですね、緊急事態宣言を発出しましたので、え、構成する指数もさらに悪化することが見込まれます。この傾向、景気動向についてもですね、さらに厳しい状況が、続くことが、予測されております。

えー、いずれにしましても、おー、命を守ることと、経済、両立を図っていきたいと思いますし、これから、経済活動を、段階的に引き上げていくということでありますが、えー、蔓延防止策をしっかりと講じていただくことが、前提でありますし、えー、ま、解除したからといって、直ちにすべてが自由になるわけではありませんし、えー、そういったこと、注意すべき事柄、専門家の提言もいただきながらですね、しっかりと基本的対処方針に示していきたいと思っております。え、先ほど申し上げました、県をまたぐ移動についてもですね、まだ、特定警戒が残ると思いますので、えー、そういったところと、解除されたからといって、その行き来されると、また、地方に、えー、感染が拡大すると、いうことは、起こりますので、えー、こうしたことについてですね。基本的対処方針でしっかり示していきたいと、いうふうに考えております。えー、私からは以上です。

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