5月28日 09時00分頃 西村大臣 全国知事会とテレビ会議での冒頭発言 文字起こし

西村大臣:えー、ま、これまでの間ですね、知事会の、ま、知事の皆様の、最前線で、え、この感染防止につとめてこられたリーダーシップと、この間も、何度も何度もですね、こうやって改会議を重ねて連携を行っていただいたことに、改めて感謝申し上げたいと思います。ここで一つの区切りを迎えました。えー、ただ、え、感染リスクがゼロになるわけではないということは、もうご案内のとおりであります。え、感染防止策をしっかり講じながら、え、経済の活動レベルを引き上げていくと、いうことでありますので、段階的に引き上げていくと、いうことになります。

え、既に、えー、様々な業界団体においてガイドラインも、設定されておりますし、新しい生活様式、スマートライフ、これらも定着をさせていくということが大事だと思っております。え、基本的対処方針あるいは通知なので、その考え方は示させていただいておりますけれども、概ね3週間ごとに、え、外出の自粛とか、イベントの開催制限とか、施設の使用制限など、大きな考え方を、示させて頂いております。ま、あと、それぞれの感染状況など、知事のご判断で、えー、様々な措置を、対応をしていただくことになりますが、ぜひ、あの、首都圏あるいは関西圏、隣県の関係も含めてですね、えー、連携をとって頂きながら、足並みをそろえて対応していただけたら有難い、というふうに思っています。

えー、併せて、え、27日、昨日、の臨時閣議におきまして、補正の、2次補正の概算決定をいたしました。知事会の皆様の要望を、踏まえた、ものになっているというふうに、思っております。え、詳細に申し上げませんけれども、雇用調整助成金の引き上げ、あるいは新たな家賃の支援策。それから持続化給付金も、え、拡充、対象の拡充。それから追加の、予算も確保しております。それから持続化、補助金の方ですね。え、こちらも、えー、新たに感染防止策をとっていただくと、いうようなこと。それから、いわゆる4業種、スポーツジム、ナイトクラブ、カラオケ、それから、ライブハウス、ですね。こういった業種については、対策は、さらに必要だということで、え、最大200万円、上限200万円まで、引き上げて、様々な対応を取っていただくことにしております。それから、えー、この、感染症対策の、包括支援交付金ですね。これも1490億から、2.2兆円まで大幅に増額をしておりますし、全額国費負担と、いうことにしております。

併せて、えー、地方創生の臨時交付金も、2兆円の増額を行って、おります。それから臨機応変に対応できるように、特別な予備費も10兆円、えー、積んでおりますので、そうしたことも含めて、全体事業規模117兆円ですので、えー、緊急経済対策1次補正と合わせますと、事業規模は234兆円と、え、ま、過去最大のものになっておりますので、ま、どんな事態になってもですね、対応できるように、しっかりとした枠組みを作ったと、いうふうに思っておりますので、いろんな事態に備えて、え、対応していければと思っております。これは、あの速やかに、国会に提出をして、今国会中、早期に成立を図りたい、というふうに考えております。

それから、え、GoToキャンペーンですね、これは1次補正に入っていたんものでありますけれども、もう、あの、ご案内かと思いますが、えー、観光、宿泊、これあの、もちろん、今すぐこれをやって、是非人の移動をということではありません。段階を追って、経済活動を引き上げていく中で、まずは県内から。そして、えー、県をまたがって、ということになっているわけですけれども。旅行代金の50%分をですね、最大2万円まで、1人1泊2万円まで、クーポン券なり商品券なり、支援をしますので、これ、あの、地域の名産品を買っていただいてもいいですし、様々な形で使っていただけるように、これもう6ヶ月間ということですけれども、何回でも使えますので、地域に何回でも行っていただける。県外でも何回も使える仕組みであります。

飲食も、同様の、何回でも使える仕組みですけれども、1人1回に2,000円のポイント券を付与しますので、これも、何回でも、1日何回でも食事が、あの、10回でも20回でも食べてもらって、2,000円で使えますので、これテイクアウトとかデリバリーでも使えるようになっておりますし、それから地域の商工会議所などでですね、プレミアム付きで、え、1万円の食事券をですね、8,000円で買えると。2,000円分プレミアをつけると、いうようなことにもですね、え、支援をしていきたいと思っておりますので、それぞれの地域の、えー、料理屋さんとかにも使えるような、枠組みにしたいと思っておりますので、ぜひ活用いただければと思います。

イベントもですね、えー、音楽コンサート、スポーツイベント、演劇、伝統芸能、歌舞伎、映画館、こういったもの、全て、あの、チケットで、こう、誰もが買い物についてはですね、2割の支援を、していきます。これも何回でも、10回観てもらっても結構ですので、え、そういうもので使っていきます。それから、今年2月1日以降に予定していたもので、え、今回の事情、感染症で、延期中止になったものを、もう一度再開するという時に、え、その費用、あるいは、それを海外に発信をすると、いう費用について、2分の1、最大5,000万円まで、支援をしますので、それぞれの地域で、イベントも段階ごとに、緩和をしていきますが、それに合わせて、こういったことも活用していただければと思いますし、また、文化芸術支援として、えー、文化芸術団体、劇場、博物館等行う、様々な映像制作、あるいは、こうした出し物ですね、最大2,500万円、支援をしていきます。えー、こういったことも含めてですね、是非、それぞれの地域が、経済の活性化につながっていけばと、いうふうに考えております。

えー、その上でですね、えー、補正予算に関連して、3点お願いをしたいことがあります。まず1点目、家賃についてであります。今回2次補正で、最大600万円までの、家賃支援給付金を新たに創設することにしております。これあの、特に、都市部で、非常に要望が強かったこともあります。えー、是非、活用して頂ければと思いますが、他方で、地方部はですね、私の地元もそうですけれども、えー、商売人の方も、だいたい、自宅と店舗を兼用でですね、え、家賃を払わずというか、自分でやっておられるんで、家賃支援があまり効かない部分があります。え、もちろん、あの、固定資産税の猶予制度など設けておりますので、来年の分が2分の1とかゼロになる、そういった支援は、ありますけれども、今、直ちに、日本全国、もう、経済相当疲弊をしている中で、苦しい方もおられると思いますので、こういったところでですね、ぜひあの、地方創生の臨時交付金など上手く活用していただいて、地域の皆様方の支援を考えて頂ければと。それぞれの地域の事情があると思いますので、ぜひ、様々な対応を期待したいと思っております。

その際ですね、それと関連するんですけども、地方創生の臨時交付金の配分のあり方です。2つの要請を受けております。1つは、ま、都市部を中心にですね、コロナの感染者の数、えー、それから事業所の数、当然様々な影響が大きいところ、この感染症の影響の大きいところに、重点配分をしてほしいと、いう点が、あります。他方、そうはいいながらも、今回、全国で、緊急事態宣言を発出し、経済全体を、抑制をして、ブレーキをかけたわけでありますので、地域も、感染者数が少なくてもですね、えー、影響は大きかったわけでありますので、コロナの感染者の数が少なくても、そうした県にもしっかり配慮したて配分してほしいと、2つの要請を頂いております。ま、いわば、あの、相反する要請ではあるんですけれども、えー、この2つの要請に応えるべく、今、あの、様々な工夫をしているところで、あります。え、まだ調整中でありますけれども、できる限り、この2つの要請に応えたいと、思っております。そして、結果としてですね、全ての自治体において、前回の、リーマンショックの時以上の、金額がわたるように、是非したいと、思っております。ま、この辺りまだ、最終の調整をしてるところでありますけれども、工夫をして、えー、それぞれの地域のご要望に応えていたいと、いうふうに考えています。

それから2点目に、医療についてなんですが、全国の大学病院、病院から切実な声を伺っています。え、コロナに対応すべく、様々、努力をしていただいている病院。そしてその分、病床を確保しなければいけない。あるいは、一般の患者さんが、相当減っているということで、切実な声を伺ってます。私自身も伺ってますし、総理のところにも要請も来られています。それぞれの知事、あの、そういう状況、お分かりだと思いますけれども、今回、あの、先ほど申し上げた包括支援交付金2.2兆円ということで、かなり、増額をしております。その中で、重点医療機関への支援ということも入っておりますので、是非、各都道府県におかれましては、それぞれの大学病院、国公立、私立問わずですね、大変な、今影響出ていますので、そうした支援についても、是非お願いをしたいと、いうふうに思います。是非あのこの機会に連携をしていただいて、もう、知事さん連携されておられると思いますが、是非よろしくお願いしたいと、いうふうに思います。

それから3点目。これは、あの、少し前向きな話なんですけれども、地方への移住についてであります。あの、このところ、様々な経営者の皆さんとも意見交換する中で、経営者の中には、移転居住ですね、二地域居住、これを真剣に考えておられる方が、かなり出てきてると。それから、テレワーク、ま、その背景にはテレワークなどでいろんな場所で仕事ができるということが分かってきたと思うんですが、同時に、あの、若者のですね、え、都市部の感染リスクが高い所よりも、できるのであれば地方に定着したいという、希望も、かなり増えてきております。ですので、この機会にですね、是非、それぞれの地域を支援していただきながら、えー、地方創生、改めて、実施する良い機会になるのかな、というふうに思っておりますので、こういった面でも、地方創生臨時交付金、上手く活用していただければ、というふうに思います。

え、以上、あの私から、あの、今日申し上げたかったことでありますけれども、あの、ま、長丁場になるということでありますので、0にはなりません。時々は発生します。現に福岡県の北九州で、え、もう20数件になっていますけれども、発生をして、クラスター対策班も派遣をしたところであります。な、何か、ちょっとリンクが追えない、感染経路がわからないので、ありますけれども、いま追っかけてもらってるところであります。ま、こういったことは、どこでも起こりうることで、ありますので、これを、大きな流行にせずに、小さな流行で抑え込んでいくことが大事だと、いうふうに思っております。引き続き、知事会の皆さんとは、緊密に連携しながら、対応していきたいと思いますので、どうぞよろしく、お願いいたします。

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